残業をしないために その1

会社勤めの社会人の方は一度くらい残業しないで結果を残すにはどうしたらよいのか?と考えたことがあると思います。SIer勤務10年目の私が感じていることを記したいと思います。
製造業やサービス業等、必ずしも合致しないケースはあるかもしれませんが社会人であれば必要なスキルです。ぜひ参考にしていただければ幸いです。

残業しても思ったほど仕事は進まない -タイムトライアル-

これは真理かもしれませんが、長時間(だらだら)働いても成果物のクオリティは上がりません。シンプルな事務処理などの場合は時間を費やせば進むので、それは長時間作業するメリットはあるかもしれませんが、社会人として評価されるには成果物(≒結果)が重要です。

QCD ※Quality(品質) Cost(コスト) Delivery(納期)
のなかで一番優先すべき、と言われているのはQualityとされています。これはどんな仕事にも共通していますが、粗悪品は誰も好んで選ばないのです。
仕事の中でQualityを上げるために大切なことは、終わりをどこに置くか(ゴール)を明確に設定し、限られた期限のなかで仕事をすることです。

小学生の時は15分間の休憩でも校庭に繰り出してサッカーしたり、一輪車をしたりとてつもないエネルギーを発動していたと思います。
脳はタイムトライアルを設けた時に一番活性化する、と言われているので
まずは時間を区切り、ゴール設定、そこに向けて仕事をする、という心構えは大切です。

朝や週末を有効活用 -スケジューリングを見直す-

1週間の過ごし方を見直すことも重要です。
月曜日や金曜日の過ごし方を思い出してみてください。
週の初めの月曜日は、先週までの仕事を振り返ったり、はたまた休日の思い出を振り返って休日に戻りたいなあ・・など、エンジンがかかるまで時間がかかっているのではないでしょうか。
そして週末の金曜日は、終わったあとの飲み会やデート、休日のことを考えて頭がいっぱい、来週の自分が頑張るからと急ぎではない仕事を放置・・がよくあると思います。

上記は大半の社会人が当てはまると思いますが、こうなってくると月曜の午前中、金曜の午後の時間帯は大幅に生産性が下がります。その日のやることの優先順位を考えることは大切ですが、1週間のスケジュール・ペース配分を見直してみませんか?

いくつかスケジューリングのコツを記します

① 月曜の朝イチにはあまり会議を入れない・比較的な好きな(得意)タスクをいれておく
② 提出物など納期は金曜日に設定しない
③ 日曜の朝に大まかな1週間のスケジュールをたてる

それぞれ補足します。
月曜の朝イチにはあまり会議を入れないようにする、比較的な好きな(得意)タスクをいれておく
そもそも月曜日はやる気が出ないもの、と割り切ってスムーズに進む仕事やストレスの少ない会議などをいれるようにしたいですね。ただでさえ集中力が期待できない日は自分のメンタルを大切にしましょう!

② 提出物など納期は金曜日に設定しない
お客様への納品や社内での提出物などを金曜日に設定してしまうとリカバリーが難しい場合があります。リスク分散のためにも期日は金曜日以外に設定しましょう。金曜日に余白をつくることで、想定外のタスクがふってきた場合にも対応の幅が広がります。

③ 日曜の朝に大まかな1週間のスケジュールをたてる
これは賛否両論あるかもしれません。
個人的には休日に短時間でも1週間のスケジュールを整理することでスムーズに進むと感じています。
仕事のスケジュールもそうですが、休日のスケジュールも一緒に整理するとモチベーションも違ってくると思います。1週間のスケジュールをうまくたてらるようになると、月曜日や金曜日の過ごし方も変わってくるので結果として残業を減らすことになると考えます。

夕方からの予定をいれる -お金が発生するタイムトライアル-

これは残業を減らす最も即効性がある方法な気がしますが、定時後すぐに予定をいれましょう。
そしてその予定もキャンセルが面倒くさいものしましょう。ありがちですが美容院やエステ、習い事など自己投資になるようなものでお金が発生しているものや、デートなど断りにくい予定にすることがポイントです。

小さい子供がいる家庭では保育園へのお迎えや子供と公園に遊びに行く、なども非常によい予定です。
家族との関係も良くなりますし、ふらっと散歩しているなかでちょっとしたアイデアが出てくることもあると思います。ぜひ18時には仕事を終えて寝るまでの5~6時間を有意義に、そして未来の自分のための時間にしてみてはいかがでしょうか?

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